2022年11月8日は米国の中間選挙。米下院の全435議席、上院全100議席中の35議席が改選となる。加えて36州では州知事選挙も実施される。
全米を侵食するトランプの選挙不正陰謀論
2020年大統領選挙以来、最大の問題となっているのは、再選を目指したトランプが自分の勝てない選挙を「不正選挙だ!」と一方的に宣言し、ひとつの証拠もないのに全米で不正投票や不正集計が行われたとして敗北を最後まで認めず、それに同調した共和党議員や支持者多数が陰謀論信者となって、米国選挙システムそのものへの攻撃を続けている事実だ。困った事に今回の中間選挙で、全米50州のうち30州で、州知事・州務長官・州検事総長の立候補者に、この「選挙不正陰謀論者」が含まれているという。州知事は選挙責任者である州務長官の任命権があり、州務長官は選挙結果を認定する責任があり、州検事総長は選挙不正の調査権がある。これらいずれかのポジションに選挙不正陰謀論者が当選した場合、次回選挙でも民主党が勝てば「不正」と主張し選挙やり直しや集計取り消しをする可能性がある。

